2023年の誕生日、姉からスーパーガジェットを貰った。
貰ったのは当日の1週間ほど前で、会社のテストとか諸々かぶった疲れからか、しょうもないことでケンカをしていた夜だった。
今までこんな仲良くやってたのにウチのこと信頼してないなんて……この先、私達どうなっちゃうのかな……と、メンヘラしていると
姉「そこの袋……開けてみ?」
と言われ、袋に手を伸ばす。入っていたのはプロジェクターだった。
これを見て、私は信頼されていたことに気づいた。信頼してない訳ではなく、ただ辻褄が合わなかっただけか。。
(ケンカの詳細を書いてないので、何のこっちゃだろうけど)
これは嬉しい。しかし、先ほどまでムッとしてたので急にニッコリすることが恥ずかしく、とりあえず嬉しさに体が耐えられなかったという表現で死んだフリをした。
姉からリアクションを貰った後、スマホを取り出し喜びを伝える。嬉しくてテンションがおかしいのはご愛敬ということでお許し。
その後、実際に「リメンバーミー」「きっとうまくいく」「SING2」「アイの歌声を聞かせて」「漁港の肉子ちゃん」を観たけど最高だった。周りを気にせず話せるし、途中で休憩も自由だし、ずっと観てられる。画質も音質も良くて、自分達にとって映画館で観るよりも上質な空間まである。この楽しみを知ってしまっては、元には戻れないぜ。。。
*
誕生日当日は、家族でお肉を食べに行った。店まで行く途中、前々から考えていた計画をそこで話して良いかなと姉に相談する。それは家族でハワイに行くというものだ。
「一番いいタイミングじゃない?」
父が前にハワイが一番感動した場所だと話していた。たしかに幼い頃、家にはハワイの景色を延々と映している謎ビデオがあり、幼心に何これと思ってた。また、廊下に飾ってあるハワイの絵をみて「実際にこれくらい鮮やかなんだ」と父が説明してくれた記憶など全てが繋がった。
そして、もちろん自分達の特別な思い出になるだろうし行ってみたい。ということで、遠慮で変な空気になるかも知れないけど、意を決して話してみることにした。
「人生の節目に家族でハワイ行きたいなって思ってるんだけど、私達が準備したら一緒に来てくれる?」
母「4人分用意してくれるってこと?」
「うん」
将来の貯蓄も考えつつ、そろそろ行けるのだ。ドキドキしながら反応を待ってると
母「わ~!嬉しい!」
大きな喜びを示してくれて安堵した。しかし、問題は父の方である。
父「俺は留守番してるから、こんな時くらい一人でゆっくりしたい」
これは遠慮の言葉である。ならば、どう誘ったら良いか思案していると
母「私達3人だと危ないでしょ、一緒に来てくれないと!」
父が一番断らない誘い方を母がしてくれた。父もそれならと承諾してくれる。
それなら具体的な話を進めないと。どこの日程なら空いてるか、何するか。
(予定が詰まってたから2025年とかになりそう)
ゴルフやショッピング、景色etc....知らないことばかりだから後で色々調べたい。
「父は何かしたいことある?」
父「……俺はblue note行ってみたいな」
行きたい場所があるということは、楽しみにしてくれているということだ。
嬉しい。
母「今日は久しぶりにゲームしたし(我々がテスト勉強してたから間が空いていた)幸せだな。ありがとう!」
両親の幸せそうな顔がみれて良かった。未来に幸せなことがあるって良いよね。
これからも沢山、幸せになることをしていきたいな。